モノクロ映画も面白い

5/12/2020

映画・ドラマ

青い空と芽吹いたサルスベリ
芽吹いたサルスベリ
中国南部原産の、長期間花が咲く故に「百日紅」(ひゃくじつこう)とも呼ばれるサルスベリが芽吹き始めましたね。

モノクロ映画

現代の映画やドラマには飽きがきて、最近では、古いモノクロ映画を観ています。
長年選別されて生き残ってきたのでしょうから、全く面白くないという映画は少なそうです。

現代のものは玉石混交と言いますか、でも、どちらかと言えば、石が多いですよね…特に、石の映画が多いです。
ドラマ放映は、面白くなければ途中で中止になりますでしょうから、そのようなドラマまで買って放映する業者は少ないのかもしれませんね。

古い映画では、昔の有名俳優やお気に入りだった俳優たちに出会えることも楽しみです。

 "COME BACK LITTLE SHEBA"

最近、私が気に入っていたバート・ランカスターのモノクロ映画に出会いました。
彼のモノクロ映画を観たことがあるとするなら、かなり小さな子供の頃ですので、記憶に残ってません…ですから、初めて観たような新発見かのような気分でした。

それは、1952年に製作されたモノクロ映画の"COME BACK LITTLE SHEBA"(愛しのシバよ帰れ)です。
バート・ランカスターとテリー・ムーアの主演です…この映画の中で、彼らは中年夫婦を演じています。

(以下の映像はクリック拡大でご覧下さい)

"COME BACK LITTLE SHEBA"の一場面
"COME BACK LITTLE SHEBA"の一場面
物語は、
  1. 若い彼女に宿った子が流産したにも拘わらず、医大を中退してまで彼女と結婚し、
  2. その後、酷いアル中になってしまったのだが、何とか断酒してから一年が過ぎ、
  3. 夫婦は平穏な日々が続く努力をしている、
  4. そんなところへ大学生の女性が部屋を借りて住み始めた
という背景から展開してゆきます。

アル中を克服するために大変苦労なさっておられる方々も少なくないようですので、ちょっと、不謹慎な発言になるかもしれませんが、このストーリー自体は素朴で、盛り上がりそうになっても、梯子を外されたような気分にされてお終いです(^-^;

ちょっと真面目過ぎるストーリーとも言えるかもしれません。

それにしましても、アルコール依存症というものは怖いですよね。
専門家によりますと、一生治らない、つまり、酒を飲み始めたら即座にぶり返してしまう病気なんだそうです。

 ジェニイの肖像 "Portrait of Jennie"

映画「ジェニイの肖像」のイントロ場面

1939年に発行されたファンタジー作家ロバート・ネイサンの小説が1948年にアメリカで映画化されたものです。

私も3回行ったことのあるメトロポリタン美術館にある肖像画をEben Adamsという貧乏画家が描くまでに至った空想の物語です。

映画「ジェニイの肖像」の一場面

ストーリーは単純で素朴ですが、変にこねくり回さない素直な展開がイイ感じです。
最後まで観てしまいましたね(^^♪

 "THE TREASURE OF SIERRA MADRE"「黄金」

映画「黄金」の一場面で金鉱を探し当てて喜んでいる三人

1948年のアメリカ映画です。
お話は、メキシコ革命後間もない危険なメキシコで、知り合った3人の米国人が金鉱を探し当てるという展開です…結構コミカルと言いますか、軽くて面白いですね。

アメリカ映画協会が「映画スター」を、1950年以前にデビュー、または、1950年以降にデビューしたが死去した俳優又は俳優のチームで、40分間の映画で大きな存在感を見せている者と定義して1999年に行われた「映画スター100」の選考で、見事1位に輝いたハンフリー・ボガートが出演しています。

この映画での彼は、欲張りで猜疑心が強すぎてバカをみるという役ですが、黄金を目の前にして理性を失ってゆく人間の性を演じているとも言えます。

それよりも、多分、初めて知ったのですが、ウォルター・ヒューストン(Walter Houghston)という俳優は面白いですね。

Translate

ブログ内の検索

アーカイブ

ラベル

Powered by Blogger.

QooQ