前回の「朝まで生テレビ」で、国際政治学者で同志社大学教授でいらっしゃる村田晃嗣(むらたこうじ)先生の由々しき発言があり、忘れようとしても時々思い出しては腹が立ってきます。
彼は「朝生」の常連です。
彼の専攻はアメリカ外交で、安全保障政策の研究をなさっておられるようです。
学者としての見識が疑われるような彼の言葉は、安保に関する議論の中で発せられた;
『世の反米とか言われる人達の多くは、英語が出来ずアメリカの事情も分かっていない人達だ』
という内容のものです。
要は、
「英語も出来ないくせに米国云々はするな!」と彼は言ったわけです。
他の出演者の方々は唖然としたうようにも見えましたが、反論はありませんでした…ニヤニヤしてた方もおりましたね。
彼らは、余りにも馬鹿げた発言なので反論することすら馬鹿らしいと思ったのか、あるいは、勇気がなくて自分では言えなかったことを善くぞ言ってくれたと心の中で喝采していたのかは定かではありません(-_-;)
それにつけても、彼の英語力ってどの程度なんでしょうかねぇ?
生粋の日本人の日本語力の程度も人それぞれですから……
オイ、大丈夫かよォー |
PS.
村田先生の発言は中々勇気のいる発言で、言わないまでも、そう思っている有識者と言われる方々の数は少なくないのかもしれません。
それでも、一歩下がって考えてみますと、究極的には、米国に生まれ育った人でなければ米国云々をしてはならないとも言えそうです。
ところが、逆のケースもあります。
例えば、中国に住んでいる中国人達のことを考えますと、彼らは中国の政治・経済の実態を良く分かっているかのように思ってしまいますが、必ずしもそうではありません。
単純な理由なのですが、中国国内で取得できる情報とデータには相当の限界があります…つまり、強力にコントロールされており、手に入る情報・データの信頼性すらハッキリしないのです。
ですから、逆に、国外にいる私のような外国人に政治現象をどう捉えているのかを訊いてくる中国人もいます。
また、日本では習近平国家主席が三期目を視野にいれて憲法改正を行なおうとしていると報道されていた時に、そのことを知人の共産党員に話したことがあります。
彼の反応は「それはありえない。憲法で二期までとされているのは過去の経験に基づくものなので、それが変わるはずはない」という強いものでした。
結果は報道されている通りなのですが、当時は共産党員にすら、その情報は流れていなかったとうわけなのです。
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