PILOT CUSTOM 74の使用感想

12/31/2017

意見 趣味 日常

PILOT CUSTOM 74

PILOT CUSTOM 74をとうとう買ってしまいました(^-^;

昨年、万年筆売り場でSFM(中細字軟)を試し書きしてみて、とても書きやすいと感じましたが…

その時は、さすがに1万円以上もする3本目の購入を思いきることは出来ませんでした。

今回は、他の万年筆には目もくれずに、PILOT CUSTOM 74を決め買いです。

数本を試し書きして選ぶのが普通ですが、生憎、1本しかなく、それを試し書きして、うん、問題ないと感じて、本体10,000円、コンバーター 700円、ボトルインク400円、合計 11,988円也でした。

ネットですと安く購入できますが、万年筆は、経験上、試し書きをせずに買う勇気がありません(-_-;)

早速、使用してみましたが、やはり、パイロットの万年筆は紙質を選びますね。

プラチナ、セーラーの万年筆では問題ないノートでもパイロットは滲みが発生して使えません(-_-;)

インクの問題かもとも思い、プラチナのインクに入れ替えて試しましたが、結果は変わらずでした。

要するに、
安いロフトのノートや中国品ノートではインクが滲み過ぎて使えないということです。

但し、ペン先がF(細字)であれば問題ないかもしれませんね。

因みに、
SFMのペン先の太さはFとMの中間ですが、プラチナやセーラーよりは太い感じがします。
パイロットはインクの出が良すぎるせいかもしれませんね。

PILOT CUSTOM 74のペン先

更に、柔らかいペン先ですので、筆圧を抑えて書くのが良いのでしょうが、抑えすぎますと、書き出した時の線が掠れます。

同じく軟らかいセーラー21Kには、それがありませんので、違いを感じます。

その問題に関連するのかもしれませんが、コーテーションマーク「❝」を書きますと、完全に掠れます…

真上にはねるのが不得手ですね。
英語を書く方には、チョット不便でしょうね。

それでも気に入っている点は、滑りが良くて、自由闊達に書けるということです。

従って、会議でノートをとる際に便利です。
気軽にメモ書きする際にもイイですね。

要するに、繊細さに欠ける武骨な万年筆です。

中心部に∞の形状のある黒の仕切り線

PS.
プラチナ#3776に比べると、PILOT CUSTOM 74は、万年筆本体の作りが、ちょっと、雑に感じます。

 (2018年8月12日)
今まで、仕事で使ってきていますが、私は、この万年筆をお勧めすることは出来ませんね。

理由は、本文にも書いていますように紙の上でペン先を左上方に動かして書く線が、どうしても掠れるのです。

この万年筆に不満を抱かない方は、多分、筆圧が強いのではと思います。

他の万年筆で、このような癖のある物に出会ったことがありませんので特殊な感じもします。

PS.(2021年2月10日)
たまに使い続けているうちに、カスレが多少なりとも改善してきましたね。
ただ、インク・フローが良すぎること、紙質によっては滲みが激しく出ること及びインクの乾きが遅いので書いた後で汚してしまうことは改善されませんので、思い切って、プラチのインクを入れてみました。

そうしましたら、中国製のノートでも滲みが殆どでなくなりましたね(^^♪
インクの乾きも速くなりました。
書いた字の感じには多少なりとも変化があるように思います。
書き心地は、多少なりとも変わった感じがしないでもありませんが、神経質すぎなければ問題ないでしょうね。

私はプラチナのインクを使い続けるつもりです。

PS.(2021年2月10日)
だめでしたね……文字の線の色にムラがでます。
パイロットのインクに戻しました。

PS.
結局は調整せずに使った方が良かったですね。
CUSTOM74は売ってしまい、次に買ったのはCUSTOM743です。
まあ、値段も全く違いますので、それなりに書き心地も良く、今回はひっかかりもありません。
丸善でパイロット万年筆を試し書きしようとした時に、ペン先とペン芯が大きくズレている万年筆が出てきました…そのズレは店員もびっくりした程でした。
このように大手と言えども初期不良品は珍しくないようですので、ネットで買われる場合は、品物が到着次第チェックなさった方がいいですね。

【ご参考】万年筆と筆圧の再考

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