ドラマ “Fleabag”…女性の内なる解放

3/25/2020

映画・ドラマ

花びらが白く、中心部が黄色い水仙の花
水仙の花

"Fleabag"(フリーバッグ=薄汚い人?)は、ロンドンに住む、自由奔放で自制心が弱くセックス依存症であるかのような33歳の女性を主人公にしたお話です。

(以下の写真はクリック拡大でご覧下さい)

FleaBagの始まりの場面
カメラ目線で視聴者に語り掛けるという技法を使っています。
全編を通じて、なかなか魅力的な感じがします。

自由奔放な若き女性というと、何故、セックスがハイライトされるのか分かりませんが…
このドラマでは、それは一般的な意味合いとは異なるようですね。

これは、2シーズン12話のドラマですが、途中、うたた寝してしまう程の余裕をもって観られましたね…言い方を替えますと、観続けることへの苦痛を感じさせる文学作品に似通っているかのようにも受け取られるかもしれませんが、これは違いますね。

“Fleabag”はコミカルなドラマなんでしょうが、余りにも日常的なリアルさが感じられ過ぎて、全く面白くないというわけではないんですが、笑える部分が少ないように感じました。
つまり、日常的なことを、個人個人が日頃行っているように増幅して、表現していますので飽きるのです(-_-;)

このドラマが高評価を得ていなかったとするなら、B級と素直に思ったかもです(^-^;

それでも、主演の彼女の演技も良いですが、周囲の役者たちの演技が凄くイイなあと感じましたので、これだけでもB級の評価にはならないでしょうね。

私が勝手に判断した、このドラマのハイライトは、仕事で表彰された58歳の女性に語らせる次の場面に現れます。

FleaBagの一場面
FleaBagの一場面2
FleaBagの一場面3
FleaBagの一場面4
FleaBagの一場面5
FleaBagの一場面6
FleaBagの一場面7
FleaBagの一場面8
FleaBagの一場面9
FleaBagの一場面10
FleaBagの一場面11

ドラマを製作し主演もした35歳になるPhoebe Waller-Bridge(フィービ・ウォーラーーブリッジ=英国人女性、企画・制作総指揮・脚本・役者をこなす)は、近年、最も注目を浴びている才能豊かな存在のようですね。

このドラマも評論家たちから広く賞賛を浴びたそうです。

彼女がフェミニスト(男女同権論者)なのかどうかは分かりませんが、このドラマに関しては、単なる男社会からの女の解放というよりは、女性の宿命からの解放というテーマの方が合っていそうですね。

映画やドラマの世界でも、音楽の世界のシンガー・ソングライターのように、フィービ・ウォーラーのようなクリエーターが増えてきているそうです。
以前は、そのようなクリエーターは男性だけだったそうで、女性では彼女が初めてなんだそうです…凄いですね。

【ご参考】
男中心の社会が変わるなら、男女の人生の選択肢は広がるのでは…

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