SUBARUプレミアムオイルー“0W-30”の使用感想

8/14/2020

上海の大きな蓮池に咲く白い花
上海の大きな蓮池に咲く白い花

車は、XV Advance(e-BOXER=ハイブリッド)です。
新車に充填されていたエンジン・オイルは“0W-20 ECO”です。

自動車評論家が酷評する傾向が強いCVTの車を運転するのは初めてです。

納車から約1,000キロ走って感じたことは次の通りです。
確かに出足はトロイですが、それはCVTの所為なのか、低速トルクが足りない所為なのか、その時は分かりませんでした。

彼らが言うところのCVTのラバ―バンドフィール(エンジンが効率的な回転数まで上昇してから強い加速が始まる現象)はありますが、何らのショックもなくキックダウンしたかのように瞬間的にエンジン回転数が上昇しますので、不快感というよりも、出力上最も効率的なエンジン回転数を維持して走ろうとするレーシング走行のような感じで遊び心をくすぐってくれます(^^♪

とは言いましても、普通のオートマ(AT)に乗り慣れた方にとっては不快に感じるかも…加速するつもりでアクセル・ペダルを少し踏み込んだだけで、エンジン回転数が突然、ヒューンと上昇するものですから、驚いてアクセルを緩めてしまうかもしれませんね(^-^;

これはこれで面白い特性をもつエンジンとトランスミッションだと思うのですが、どうしても嫌だと言う方は、ちょっとお金が掛かりますが、SUBARUプレミアムオイルの“0W-30”をお使いになることをお勧めします…まあ、燃費は多少犠牲になりますがね。

SUBARUプレミアムオイルの“0W-30”
SUBARUのサイトから拝借
このオイルのベース(基油)には、高級オイルにはポピュラーなPAO(poly-α-olefin)が100%使われているようです。
PAOは、ポリエチレンやポリプロピレンと同様にポリオレフィンの一種で化学品です。
従って、このオイルは化学合成油となりますね。

POA自体の特徴としては、①粘度指数が高い②低温流動性が良い③引火点が高く蒸発しにくい④せん断安定性が良く耐久性が高いことが挙げられます。
但し、これだけでは高いエンジン・オイル性能は得られませんので、各オイルメーカーのノウハウでもある色々な添加剤が加えられるわけです。

1か月点検時にこのオイルに換えて走ってみますと、まるで、違う車になったかのように感じられて、ちょっと驚きました。
CVTの特徴が消されて、普通のオートマ(AT)のようなアクセル・レスポンスになるのです。

出足はトロくなく、普通のATのように低回転からトルクが感じられ、アクセルを踏み込むとエンジン回転数の上昇と共に速度も上がり、タイムラグがないのです…加速力が向上したとは思いませんが…
更に、アイドリング・ストップからの再始動時に多少感じられたショックが軽減され、スムーズになった感じもします。

但し、吹き上がりの重さは感じますし、燃費も多少なりとも確実に落ちます。

さて、次回のオイル交換時に追加料金2,100円を払って、このオイルを継続使用するか、それとも、工場充填オイルではない“0W-20”にするのか、私はちょっと悩みそうですね(^-^;

私の家内は、今のオイルが良いと言うでしょうね…でも、私は、あの、エンジンの回転が瞬間的にヒューンと上がる面白さにも惹かれるんですよねぇ~(^-^;

【ご参考】
★ SUBARU純正オイルへの疑念


PS.(2020年10月5日)
“0W-30”のプレミアム・オイルを入れてから600km程度、高速も含めて乗りましたが、次回のオイル交換では“0W-20”(“0W-20 ECO”ではなく)にするつもりです。

“0W-30”は、CVTの特性を抑えた普通のオートマのような走りになりますので、加速しようとする際にアクセル・ペダルを深く踏み込んでキックダウンさせる必要があります。
このキックダウンの操作ではオートマ特有のタイムラグがあり、非力なエンジンを感じさせてしまいますので、面白くありません(-_-;)

“0W-20 ECO”の場合はCVTの特性を感じさせる走りになり、加速する際には少しアクセル・ペダルを踏みこむだけでエンジンの回転が瞬時にヒュン上がり、即座に加速を始めます。
慣れないと、突然のようにエンジン回転数がヒュンと上がりますので驚きますが、慣れてしまえば小気味よさを感じるようになると思います。

走行の仕方に応じて適切なエンジン回転数を即座に対応させようとするCVTの特性を“0W-30”は殺してしまうようですね。

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