マンション室内へ伝わる異音問題は本当に厄介です

3/19/2025

彦根城天守
彦根城天守
築城は1604年(関ケ原の戦いの4年後)から始まり
完成までに20年近くかかったそうです。
関与したのは井伊直継と直孝ですね。

  マンションの音源の特定が難しい異音問題は管理組合にとって頭の痛い問題です。
音源の特定が難しい原因には二種類あります。
  • 一つは、共用部分から発生する異音です。ウォーターハンマーとかルーフファンの不具合とかネズミとか排気口から侵入する風とか、様々な原因が考えられそうですが、経験のある業者に相談してもハッキリしないことが珍しくなさそうです。
  • もう一つは、上下左右いずれかの世帯が音源の場合です。音源を確かめるために各世帯に個別に聞いて回ることは憚られます…居住者との軋轢を避けるために、個別に確かめる事はやらない方が良いとの判断が一般的ではないでしょうか。
それならどうすれば良いのか?
勿論、放っておくわけにも参りませんので、管理組合の理事会としては異音で悩んでおられる居住者に誠意ある対応をさせて頂くことになります。
誠意ある対応とは、全戸に生活音に対する気遣いを喚起する文面を回覧することです。それによって異音問題が解決することもあります。

しかし、時間稼ぎができるだけで、何らの改善もみられないことが珍しくありません。その時間稼ぎをしている間に、不快な音に悩んでおられる居住者の協力(実際に部屋で音を拾うなど)を得て、音問題に経験のある業者と一緒に専有部分(戸)からの音か共用部分からの音かを判別をするための努力をしたりします。

音問題の専門業者に依頼しますと百万円程度の請求をされるようですが、必ずしも音源が分かるという保証はないそうです。従って、よほど酷い問題でなければ、専門業者に頼ることは管理組合としては避けたいですね…音の問題が大きければ大きい程、専門業者に頼らなくとも音源は特定できるようになるとは思います。

共用部分からの音であれば、何らかの不具合が発生している場合も考えられますので、入念にチェックする必要があります。それでも原因追及は比較的しやすく、また、マンション管理会社に相談/点検依頼もできます。

もし、共用部分ではなく専有部分(個人の部屋)が音源と推定される場合、大きな騒音や振動であれれば音源がはっきりしますので、それなりの注意を呼び掛けることが可能とは思いますが、壁から聞こえてくる耳障りな小さな音のような場合は厄介です。

理事会の役員の人達は個人的な軋轢やトラブルを避けることを第一に考え、個別に各戸を確認してまわることは行わないのではと思います。それならばどうするのかと問われますと、返事に窮してしまうというのが実情かもしれませんね。

可能と考えられることは、その問題が発生している棟の全戸に注意書きを何回か配布または回覧するのが関の山ではないでしょうか…それで解決してしまうこともあるのですが…

しかし、それでも解決しなかった場合、耳障りな異音に悩まされている住人の腹の虫が治まりますでしょうか…本当に厄介な問題で、理事会は及び腰です(-_-;)

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