上海の再開発は、市政の財政確保のためにも必要とされ、あちこちで見受けられます。
主に、老朽化したように見える…実際には、それほど古くはないのかもしれませんが…2・3階建ての建物(ビル)です。
掲載写真は、取り壊しが行われると聞いてはおりましたが、立ち退きをしない3件のお店にしびれを切らした市が赤い横断幕を張って、一日で驚くほどに一気に取り壊しをしてしまった部分です。
左側の赤い横断幕には、不法な建築物は例外なく許さないという意味のことが書かれています。日本人でも内容が推測できる漢文です。
不法と言いましても、
勿論、許可を受けて立てられた長屋のように長い二階建てのビルです。
しかし、一旦、再開発となると、そこに存在する全ての建物は違法建築物となってしまうようです。
法的論理からすれば、変な感じがしますが…
表面的(?)には社会主義国ですので、不動産に対する私的所有権はなく、飽く迄も契約上で成立している私的使用権にすぎません。
たとえ使用権であろうとも、
既存の契約は尊重されるべきでしょうが、補償するということで簡単に契約は終結されるようですね。
立ち退きを渋っている店は、補償にに対する不満があるかもしれませんね。
それにしても、
日本の役所とは比べ物にならないほどの力を持つ地方政府の役所に対して体を張ったような抗議をやる中国人たちがいるのだということを目の当たりにしますと、無責任な言い方ではありますが、感心するとともに小気味好さを感じてしまいます。
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★ 着の身着のままで突然、表舞台に押し出された!?
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