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サルスベリの白い花 中国南部が原産地 D750+AF-S 24-120mm f/4G ED VR |
そんな彼女との会話で、特に印象深かったトピックをいくつかご紹介します:
1. 上海の街からエンジン音が消えた?
彼女が真っ先に挙げた変化が、タクシーの完全EV化です。上海では今や、すべてのタクシーがEV(電気自動車)に替わったとのこと。
5〜6年前からバスのEV化は進んでいましたが、ついにドイツ・VW(フォルクスワーゲン)の牙城だったタクシー業界までが中国製EVに飲み込まれました。
彼女自身も、以前はガソリン車の大型SUVに乗っていましたが、政府から1万元の補助金を得てBYDのEVに買い替えたそうです。
テスラも上海に巨大工場を構えていますが、軍関係者は「機密保持(カメラによる情報漏洩)の観点からテスラ車に乗ってはいけない」という制約があるという裏話も興味深いものでした。
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| 上海外灘の風景 Nano Banana Poによる生成画像 |
2. 不動産不況と「都市戸籍」のジレンマ
車社会が進化する一方で、中国経済の停滞は庶民の肌感覚にまで浸透しているようです。
報道の通り不動産業界は冷え込み、価格は下落。政府は対策として規制を緩和し、地方出身者でも都会でマンションを買えるようにしましたが、これは「地方のさらなる衰退」を招く諸刃の剣のようにも感じます。
3. ネット規制と「見えない壁」
米中対立の影は、アプリ一つにも及んでいます。
中国ではLINEの代わりに「WeChat(微信)」が必須ですが、これを入れるとスマホのデータが吸い上げられる……というのは公然の秘密。
iPhoneも、上級公務員はデータ窃取の恐れから使用を禁じられているそうです。情報のやり取りには、常に「見えない壁」が存在しています。
4. 「男女平等」の理想と、根深い儒教精神
最後に、最近話題になった「定年延長(男60→63歳、女55→58歳)」についても話が及びました。
「女性の定年が早いのは孫の世話をするため」という説もありますが、それは結局「育児は女性の仕事」という固定観念の裏返しであり、真の平等とは言えません。
「中国や韓国に比べ、日本は男女平等が遅れている」という報道をよく目にしますが、実態はそう単純ではないようです。
彼女との会話を通じ、中国の家庭内には依然として「男だから大目に見てやりなさい」といった言葉や、根強い男尊女卑の精神(儒教文化)が脈々と流れていることを痛感しました。
【ご参考】
★各国が期待する巨大市場の先行き


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