旧古羊路休閑街の路地裏にあったうらぶれた店たち |
これらのバーや居酒屋の前には、今では道路となってしまった「古羊路休閑街」があったのです。
「古羊路休閑街」は、2階建ビルが連なる、細なが~い商店街で、色んな食堂が並んでおりました…夜中まで人通りがありましたね…結構名の売れた場所でしたね。
(当時は、何回も散歩した道ですが、生憎と、写真は撮っておりません)
2019年開通予定の15号線の 姚虹路駅工事現場 |
その解体が始まる2~3か月程前に、立派に改装されて新たに出来た高級和食店がありましたが、まあ、物の見事に消え去りました…
補償金はどうあれ、勿体ないですよね。
上海では、造る方はそれなりに、壊す方は驚くほどに速いです(^-^;
【ご参考】
★上海再開発に抵抗する人達もいます
まあ、実は、今回の投稿では、こんな解体の説明が目的ではなく、モグラが土の中から出されたかのように、忽然として表に現れた夜の店たちが今回の主役です(^-^;
一枚目の写真に見る、
うらぶれたかのように見える店たちは、小さな飲み屋(バー)と居酒屋が主立っています。
元々は、取り壊されたビルの裏にあり、その狭い裏通りは袋小路になっておりました。
ですから、通りすがりに立ち寄ってみるという対象ではなく、物好きな客だけが覗いてみるという感じがする佇まいでしたね(^-^;
そういうことで、外見は、寂れ放題とでも言えそうな…
先が見えない感のある店たちでした。
でも、それはそれで良かったのです…
狭い袋小路にひっそりと、さしたるネオンを灯すわけでもなく、気兼ねなく、うずくまっていることが出来ていたのですから……
それが、望みもしない(?)のに、あっという間に、表舞台に押し出されたかのようになってしまったのです。
2019年には、道路を隔てた対面に、新しいビルが建てられ、真新しく装った店が立ち並ぶことでしょう。
そうなりますと、余りにも対照的で、アンバランスな存在になってしまいます…
…などと、我々日本人が気にすること自体が、彼らには奇妙に映るのです…
上海で、そんな光景を見かけることは珍しくありません。
大きくて立派に見えるショッピングモールのビルの脇に、今にも潰れそうな(?)小さな店がひしめいている表通りもあるのです。
それは、都市がダイナミックに成長してゆく過程の一面であるアンバランスな光景と言えるかもしれませんね。
0 件のコメント:
コメントを投稿