上海での結婚式・披露宴

12/15/2014

中国 歴史・文化

先々週の土曜日に、初めて中国での中国人の結婚式および披露宴に出席させて頂きました。

教会式の厳かな結婚式では「立会人」として指名され、Witnessの箇所に署名をし、披露宴ではスピーチも行いました。

緊張はしましたが、経験を積んできたせいもあり、思ったよりは落ち着いて役目を果たすことが出来たと安堵しています…

周囲の方々がどうお感じになられたかは、実は、怖くて訊けませんでした(^_^;)

結婚式・披露宴会場…ロココ調の建物

 白人が多く住むという地域の瀟洒な式場で挙式が行われました…佇まいは白亜の教会をイメージさせるロココ調の建物です。

挙式は教会式で、牧師風の方が式次第を取り仕切っておりましたが、実は、教会ではなかったのです…

すべては演出で、牧師さん風の方も、後で分かったのですが、司会業の方でした。

何しろ、引き続き、披露宴の方でも楽しそうな司会をしておりましたので(^^♪

挙式の開始時間は16:08でした…
日本ではチョット考えられない中途半端な時間です。

ところが、
これには大事な意味があるのです…
中国人が大好きな「」が入っているのです。

は「」を連想させ、発展する/拡大する/大きくなる/金持ちになる/富むという含意につながるそうです。

まあ、日本でも「末広がり」ということで「8」(本当は漢字の「八」)が好きな方々が
多いですよね。

新郎新婦の席

 披露宴のプログラムは、大変凝った演出内容で、新郎新婦は、食事をする時間もない程に忙しく、来賓の方々へのサービスに務めていました。

新郎新婦用に設けられていた席に新郎新婦が座ることは殆どなく、ケーキにナイフを入れる時だけ使われたようなものでした。

中国の披露宴では、新郎新婦は来賓を前にした席では食事はしない、という方もおりますが、そうではないと言う方もおりますので、実際のところは分かりません…

演出次第で色々とあるようにも思われます。

披露宴に招待された人々

 面白いと思いましたのは、披露宴式場には絶えず新郎新婦のビデオが2か所の大きなスクリーンに映写されていたことです。

新郎新婦がキスをしている大きな写真の前でフィナーレ

 小さな子供時代から現在までの姿と、2日間(朝から夜まで)掛けて作成されたという新郎新婦のロマンチックな映像です…

日本でもあるとは思いますが、かなり凝った映像でした。

最後は、庭に出て、皆でウエディングケーキを頂き、新郎新婦のダンス披露とキスで終了となりました…

まあ、寒くて震えてはいましたが、綺麗なフィナーレだと感じた次第です。

この挙式と披露宴は全く伝統的な中国式ではないのですが、日本と同じで、このようなやり方が上海では一般的と言われてるようです。

ただ、伝統的に残っている花嫁を新郎が迎えにゆく過程ですが、花嫁の家に行って花嫁にたどり着くまでの艱難辛苦(!?)…要求される色々と意地悪な質問や芸など…に耐えてクリアする必要があり、その過程が大変面白いんだそうです。

韓国ドラマでもそのような場面が出てくることがありますが、中国文化の浸透の一つだったのですね。


PS.
結婚式場へ向かう車の列の例です…下の写真の場合は6台でした。

結婚式場へ向かう車の列

 ロールスロイスを先頭に、メルセデスが従っています。

中国人の見栄が発揮される場面ですね。

残念ながら、メルセデス、BMW、アウディが主な選択で、日本車が選ばれることは殆ど無いそうです。

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