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| 事務所でリンゴを丸かじりしている女子社員 |
昔から不思議に思うことではありますが……米国映画やドラマで登場人物がリンゴを丸かじりする場面がよくあります。何故、バナナや他の果物ではなく、リンゴなのでしょうか。
どうもリンゴでなくてはならない理由があるようです。
映画やドラマで、そのような場面が利用される理由には、歴史・文化的背景、手軽さ、そして映像演出効果の3つの要素が複合していると言われます。
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歴史・文化的背景
米国(および広く西洋)では、リンゴ=「健康と日常の象徴」として非常に古い歴史を持っています。リンゴは欧州からの移民が北米大陸に持ち込んだ最も適応しやすい果樹の一つであり、日常生活に根付いています。
"An apple a day keeps the doctor away."(1日1個のリンゴは医者を遠ざける)という諺が浸透しており、「健康的で自然に触れる生活」「手軽な栄養補給」の代名詞となっています。
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手軽さ
リンゴは、忙しい現代人や移動の多いライフスタイルにおいて極めて合理的な果物です。
皮が比較的頑丈なのでカバンの中に入れておいても潰れにくく、調理不要で軽く拭くだけでそのまま食べられるという、移動中の間食には打って付けの果物です。
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映像演出効果
映像メディアにおいて、丸かじりするリンゴは非常に優れた小道具として機能します。
【日常感の演出】 バタバタと家を出る慌ただしさや、リラックスしたプライベートな空間を演出するためにのリンゴを丸かじりする姿は、一瞬でその状況を伝えてくれます。
【キャラクターの視覚的表現】刑事ドラマなどで、デスクに座った捜査官が無造作にリンゴをかじりながら事件ファイルをめくるシーンは、「タフで、時間に追われる仕事熱心な人物」というステレオタイプを視覚的に表現する定番の手法となっています。
つまり、日本では「はしたない」とされるリンゴの丸かじりは、向こうでは健康的で生き生きとした日常生活を象徴する作法となっているわけですね(^^;
ところで、スイカが大好きな中国人たちの間でもっとも愛されている果物はリンゴなのだそうです。(まあ、スイカは果物に分類されませんので、直接の比較はできませんが…)
リンゴの世界総生産量の半分近くを占める中国は最大の消費国でもあり、リンゴは日常の食生活で最も親しまれている果物の一つです。
その理由には、単に美味しいというだけではなく、中国文化特有の理由もあります。
【音の語呂合わせ】
リンゴを意味する「苹果
(píngguǒ)」の「苹」の字が、「平穏」「平安」を意味する「平
(píng)」と発音が似ているため、「平安果」として特別な日に親しい人に贈る文化が中国にはあります。
⇒(ご参考)春節に向けて日常に変化-福到
このような文化を知りますと、日本ではリンゴが軽視され過ぎていると思えてきませんか(^^;

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