ガザニア 南アフリカ原産で多くの種類があるそうです 花言葉は「あなたを誇りに思う、 身近の愛、潔白、きらびやか」とのこと |
万年筆 Lamy2000
樽型のデザインで14金のペン先
艶がなく単調ながらもシックな樽型のデザインに惚れる人が少なくない万年筆Lamy2000は、使いやすさで評判の高い鉄ペンLamyとは異なり、14金のペン先です…見た目にはステンレスのようですが、プラチナ仕上げになっているそうです(^^;)
樽型軸の使用感は、どの位置を握るかで異なってきそうですね…この万年筆を設計なさった方は、多分、金属(ステンレス?)部分を握ることを想定したのでは思うのですが…
重過ぎる万年筆か?
自分の手元のLamy2000を量りましたら26グラムありました…インクは半分程度入っています。これは特別に重いという程のものではありません。
私が気に入ってますDIPLOMATエクセレントAは47グラムもありますので、それと比べますと軽い~と感じます。
また、キャップを付けないで書いてますと、重さよりも軸の太さの方が気になりだしたりします。
中字の“M”は太字の太さ!?
私が購入したのは中字の“M”なのですが、実際に書く文字は太字“Bold”ではないかとに思う程に太いです…英語を書く場合は問題ありませんが、ちょっと複雑な漢字を書くと潰れます…勿論、意識して大きな文字を書くなら問題ありませんが、それにしても、老眼の方が見やすいという以上に大きな文字を書く必要がありますね…一般的(?)には、実用的ではないと言えそうな大きさです(-_-;)
それでも、漢字が潰れても読めないことはない(程度問題)ですから、それを気にしなければ、評判通りヌラヌラと気持ちよく書けることとデザインに最大の価値を見出せる方にとっては“買い”と言えそうな万年筆なのです…まあ、私も買ってしまったのですが…
ペン先はガチガチの硬派!?
ヌラヌラとした書き味のせいで用紙へのタッチ感をソフトなものにしていますが、だからと言って、ペン先が柔軟というなわけではないのです。
むしろ、ペン先はガチガチの硬派とでも言えそうなぐらい柔軟性に乏しいですね…もしかすれば、寝かせて書けるボールペンと言えるかもしれません(^^;)
LamyのBBインクは裏抜けしやすい
LamyのBBインクは裏抜けしやすいことに注意が必要です…裏抜けしづらいノート紙を選ばざるを得ないということです…例えば、コクヨのCampusノートや無印のルーズリーフでも裏抜けします。但し、パイロットのBBインクとは異なって、書いた文字の縁が紙に滲んだようにはなりません…つまり、上手に文字を書いても滲んで汚く見えてしまうということはありません。
私は大きな文字を書きなぐりますので、裏抜けした裏面でも気にせずに、その上から書いています…但し、提出するような書面などでは無理ですね。
裏抜けしづらいプラチナのBBインクやパーカー、モンブランなどのBBインクも試してみたいとは思うのですが…正式書類に使うわけでもないので、面倒臭さが先立ってしまいます(-_-;)
万年筆としての総合的な性能は?
ペン先の柔軟性、軸の太さ・形状、重さなどの好みは人それぞれの手の大きさや筆圧によって異なると思いますが、毎日30分から1時間程度使用していますと、その好みも収束してくるのではないでしょうか。
そのような観点でとらえた場合、Lamy2000は手が疲れやすく指が痛くなりやすい傾向にある万年筆と言えそうです。
その原因の一つには、多少なりとも筆圧を吸収し手・指の疲れを軽減する程度の柔軟性がペン先にはないことが考えられます…まあ、ボールペンのような感触に近いと言えます。
次に考えられる原因は、万年筆を握って書く時の不安定感にあります…それ故に、どうしても握る指に余分な力が入るのです。多分、ペン軸の樽型形状に起因するのではないでしょうか…
ついでの問題点としては…私の持っているLamy2000だけの不具合なのかもしれませんが…10秒程度置いてから書き始める時にインクが出ないことが時々あります。
しかし、一旦インクが出始めますと、インクフロー自体は十分なので途中で掠れることもなくヌラヌラと書き続けることができます。
結論
Pelikano Jr |
数年使ったことがありますが、鉄ペンにも拘わらずペン先の柔軟性が十分にあり、手軽に何処ででも、文字の綺麗さを気にせずに、書きなぐることができますので重宝しました。
Lamy2000は金ペンですので、短時間の筆記なら書き心地はペリカーノJrより良いでしょうが、それとて価格差程の差ではありません。
因みに、Lamy2000は22,000円~で、ペリカーノJrは1,600円です(空港で10年ぐらい前に買った時は1,500円でした)。
カリフラワーの花 原産地は地中海沿岸で ブロッコリーの変種という説もあります。 漢名の花椰菜は和名ハナヤサイの漢字表記が 中国に逆輸入されたものだそうです。 因みに、中国の日常生活で使用する言葉の 35%程度は日本が造語したものだそうです。 |
PS. 【裏抜けの問題】
ー2024年8月18日(日)
ラミーのブルーブラック・インクをLamy2000(中字“M”)に入れて書きますと、簡単に裏抜けしてしまいます。多分、裏抜けしにくいと言われる用紙、例えば無印の 植林木ペーパーのノートでも裏抜けすると思います。
これは厄介な問題ですが、プラチナ・インクのブルーブラックに替えますと解決します。
色はブルーに寄りますが、書き心地には気になるような変化はありません。
裏抜けが気になっておられる方で、ラミーのブルーブラックの色に拘らない方は、一度、試してみて下さい。
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