夏樹静子「死の谷から来た女」

4/21/2019

「死の谷から来た女」の表紙
夏樹静子「死の谷から来た女」の読後感想を2008年8月1日に記したものです。

夏樹のサスペンス小説は俗物作家の中では面白い方だという印象から本屋で新刊を買ってしまいました……このような小説は、途中つまらなそうでも勿体無い(?)ので一気に読んでしまいます(^-^;

読み手に先が読まれてしまうような、どうでもよさそうな内容が全体の85%程度まで長々と続きます。

そして、最後の章で作者が脇役に事の経緯を説明させてしまってお仕舞いという、よくある詰まらないパターンの小説なんですよね(-_-;)
結果が出た後の新聞や週刊誌の記事を読んでいるのと代わり映えしません。

途中所々で、主人公や主要登場人物が抱く疑念を晴らす場面が出てくれば、退屈しないで済むんですが……たぶん作家さんにとっては面倒くさいんでしょうね(^-^;


PS. 2024年7月4日(木)
映画やドラマでも、事件や事故の関連性が分からずに進んでゆき、最後に辻褄が合うような説明を主人公などが滔々と話すという最後の場面が出てくることが珍しくありませんが、な~んか詰まらないんですよね。

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