三人官女、五人囃子などなどを伴い、5段飾りや7段飾りがありますが、住宅事情で上記写真のような内裏雛(だいりびな)だけになってしまう場合も珍しくなさそうです。
江戸時代までは、桃の節句である太陰太陽暦(旧暦)の3月3日(現在の4月頃)に行われており、明治の改暦以後はグレゴリオ暦(新暦)の3月3日に行なうのが一般的になったそうです。
ただし、東北・北陸など積雪・寒冷地では、旧暦3月3日に祝うか、新暦4月3日に祝うところが多いそうです。
中国では、日本の節句に相当する行事は旧暦で行われております。
ですから、毎年、行事の新暦での日にちが異なります。
まあ、不便と言えないこともないですよね。
因みに、中国の大きな行事で新暦で行われるものは国慶節です。
国慶節は、いわゆる、中華人民共和国の建国(1949年10月1日)記念日ですので、新暦で10月1日と決まっております。
日本では、季節に依存する節句を旧歴から新暦に置き換えました。
置き換えること自体は問題ないのですが、雛祭りの旧暦の3月3日をそのまま新暦の3月3日にすることに違和感をもたないことが不思議です…約1か月のズレがあります。
桜や桃の花で飾るとい言いましても、新暦の3月3日では咲いていないのですから…季節感がかなりズレますよね。
桃の花 |
桜 |
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