ひらがなの「KI」の書き方

5/26/2017

教育 日常 歴史・文化

白ツツジ
白ツツジ

日本語を習い始めた中国人の方から質問を受けました…
「き」の書き方を教えて下さいと言うのです。

私はてっきり書き順だと思って、このように書くんですよと実際に書いて見せました。

そうしましたら、ふ~ん、やっぱり違うんですねと言われたので…
なんで、違うわけないでしょう!?とちょっと声を張り上げてしまいました。

彼の質問は、書き順ではなく、私には全く意識に登りもしなかった疑問でした。

それは、ひらがなのKIは、「き」と「」のどちらが正しのかという質問です。
つまり、「き」の丸味のある部分がもう一つの「」では切れています…
3画と4画の違いです。

確かに、PCで一般的に使うフォントでも「き」となっており、出版されている本でも「き」が使われているケースが圧倒的に多いのではないでしょうか。
それは「さ」にも言えることです。

しかし、手書きの方では、「」の方が圧倒的に多いのではと推量します。
私自身も、子供のころから「き」と書いた覚えがなく、「」と書き続けてきています。
「さ」も同様です。

つまり、学習指導要領では「」となっていたのではと思っています。

そんなことは小学校の先生にお聞きすれば、即座に回答が得られる疑問ですから、
私があれこれ考えても意味ないことなのですが、中国人に直接質問されたものですから、
中国人たちは簡単に言う「不知道」で済ますことも出来ず、困ってしまった次第です。

その場では私と周囲の人たちの書き方だけの話をし、後でサイトで調べてみたのですが、
結論は、現状ではどちらでも良く、統一が検討されているという大変曖昧な状況のようです。

どちらが綺麗に見えるか、どちらが書き易いかのウンチクも出てましたが、ボールペンで書くなら「き」の方が画数が少ないだけ合理的で速く書ける筈です。

印刷上の合理性は分かりません…

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