ハナミズキ |
カミソリ選択の基準
私の髭は濃く、出かける朝は毎回剃るのが日課ですので、髭を剃るカミソリの性能には神経を使います。選択のポイントは次の4点になります…私の場合はです。
- 深剃り
電気カミソリとは一味違う深剃りが出来ること。 - 肌に優しい
剃り心地の一部分になるのかもしれませんが、剃っている時に痛みがなく、剃った後も酷くはヒリヒリしないこと。
毎朝剃ってますと、どうしても肌がヒリヒリしてきます…それをアフターシェーブ・ローションで抑えるのですが…程度問題ですね。 - 使い易さ
これは、刃とホルダーのデザインで決まると思いますが、剃り残しが少なく、刃が目詰まりを起こさないことです。
刃の目詰まりは、意外と、起こりやすいのです…特に、刃の枚数が多くなる程に、この傾向が強まるようです…一旦、目詰まりが発生すると厄介ですよ。
ドイツ勢が抜きん出ていた
そんなこんなで、昔から、色々なメーカーのカミソリを試してきたのですが、やはり、ドイツのジレット(Gillette)とシック(Schick)が抜きん出て良かったです。実際に、今でも、ジレットとシックの2社が市場を席捲しているようですね。
日本の技術は
日本刀
日本には伝統的に高品質・高性能な日本刀というものがあり、その材料と技術には、かなり秀でたものがある筈なんですが…私が剣道をやっていた高校時代に、当時、剣道の先生だった方が所蔵していた日本刀に触れさせて頂く機会がありました。
その時に私が何回か注意されたことは、刀を鞘から抜く時に指を切らないようにすることでした。
その日本刀の切れ味は本当に凄く、紙も触れるだけでスーッと切れてしまいました。
万が一、指に触れてしまった場合、痛みを感じる前に深く切れてしまうことがあるとのことでした。
日本刀をカミソリと関連づけること自体がナンセンスだと揶揄されるかもしれませんが、日本には、そのような技術的な風土があると言えますでしょうね。
日本の包丁
実際に、日本の包丁は、一般的に、ドイツの有名ブランドであるツヴィリング J.A. ヘンケルス社のものよりも切れ味が鋭いと言われています。勿論、料理の種類によっては、それ程の切れ味は必要とされず、むしろ、刃欠けする可能性が低い方が好まれるという背景もありますので、そのドイツのメーカーの技術が劣るということではないでしょうが…
それでも、そのドイツのメーカーが開発した切れ味の鋭い包丁は、日本の技術を頼りにする面もあり、岐阜県の関市で製造されているそうです。
因みに、日本メーカーの貝印やフェザーの始まりは関市なんだそうですね。
かつての日本勢は
それでも、私がカミソリを比較していた当時(30年ぐらい前)では、貝印もフェザーもドイツ勢には全く敵いませんでしたね。上記の1.2.3.の項目すべてに劣っていました…しかも、それでも安いから使うという気にもならない程度の差があったのです。
今でも日本勢は劣る?
寡占状態で良いのか!?
最近、上海で気に入って使っていたGilletteの替え刃(3枚刃)を使い切ったので、日本で買うためにスーパーやドラッグストアを何件か回って歩いたのですが、その替え刃は全く売られていませんでした。市場が寡占状態の所為か、ジレットとシックの替え刃の値段は妙に高いですよね。
しかも、どんどんと高価なニューモデルを出してきて、旧モデルは店から姿を消してゆきます。
今では、5枚刃が主流になりそうですが、そんな枚数なんて必要なんでしょうか!?
切れ味が良ければ、2・3枚刃でも充分なように思えるのですが…
日本製の性能は改善している!
貝印カミソリ |
さすがに、性能は昔のままということはないだろうと思ったのです。
見てくれがホテルに備え付けられている使い捨てのようなものなので、それほど期待したわけではなかったのですが、ところが、使ってみますと、ホルダーが軽すぎる所為か、剃り残しが多少気になる程度で、全体的には悪くないんでよね。
これなら使えます(^^♪
へーッ、日本製のカミソリも大分進歩しているんだあ~と感心してしまいました。
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