それ以外の目的はありません。
社会の人々に対する抑止力的な警告を、その目的に含める方もおられますが、
それは副産物のようなもので、それを目的にすべきではありません。
何故なら、それを目的の一つとすることは、公開処刑を認めることにつながるからです。
極悪人の公開処刑は賛成だ!
と言われますと、二の句が継げませんが…
ず~っと昔から言われていることではありますが、現実は厳しく、「もう戻ってくるんじゃないぞ」と言われて刑務所から出所された方々の多くは再度犯罪を犯してしまうそうです。
刑事物の小説やドラマなどでも、そのような場面が出てきます。
刑務所内で服役囚が不法に扱われて被害にあった事件の幾つかが…たぶん、氷山の一角なんでしょうが…新聞沙汰になったりします。
つまり、現在の刑務所自体が更生を目的とした施設・環境ではなく、罪人を単に懲らしめる場でしかないわけです。
挙げ句の果てに、彼らは社会に戻ってからも懲らしめられるわけです。
こなような案件は以前からも問題視されてはいたようですが、“臭いものには蓋”式の典型的なケースだったんでしょうねえ。
問題視されておられた方々も、悪人の肩を持つようで積極的になりきれなかったのかもしれません。
問題視して発言するだけでも大変勇気ある”有識者”だと思います。
実は、日本弁護士連合会(日弁連)が、組織力に鑑みて、刑務所や更生のような問題を告発する可能性が一番高い立場にあるように思ったんですが、どうもこのような案件は日弁連の目的とは掛け離れているようです。
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日弁連の主目的は「国家機関からの監督を受けない独自の自治権を有し、弁護士の品位を保持し、弁護士事務の改善進歩を図る」ことにあるようです。
(「弁護士の品位」なんて言われても良く分かりませんが…)
要するに、
弁護士たち自身の保身・保護団体なんですね。
それはそれで必要なことではあるんですが、なんか、弁護士たちよ、高邁な目的を持て!と言いたくもなりませんか(^-^;
あなたは、
再犯をやるようなバカな奴がどうだっていうんだ? さいど刑務所に放り込んで一生出られないようにしろ!っておっしゃるんですか?
そう言えるとするなら、直接被害に遭っておられないからでしょうね。
犯罪経験者を再度刑務所に入れるためには、もう一度だれかが犠牲になるわけです。
しかも、犠牲者は一人とは限りません。
私はイヤですね… あなたは如何ですか?
法律に従って罪を償った人達の社会における「更生」は、何処の世界でも大きな課題のようですね。
ただ、放っておいては、再度あるいは再々度だれかが犠牲になる確率は大変高いということです。
現実がそれを物語っているわけですから…
昔々は、特に凶暴な犯罪者には、前頭葉に傷をつけるロボトミーが行われていたようです。
今では、余りにも非人道的すぎるということで、多分、特殊なケース以外は、行われていないと思います。
私の単なる推測でしかありませんが、犯罪者の収容施設拡大は、何れ、限界になるのでしょうから、為政者達は、薬剤による精神的安定化(?)を検討するようになるのではと思っています。
勿論、歴史に鑑みますと、そのような手段には、大きな社会的リスクを伴うので、単純に肯定はできません。
しかし、その目的に使われる薬剤の選定を単に、特定の医師達に任せるのでなく、公開議論の場を設けて選定してゆくという過程を経るのであれば、社会的リスクを軽減できるのではと思います。
実際には、正式に承認された薬剤以外のものが使われないという保証は…う~ん、現状のブラック・ボックスのような収容施設の中では…出来ないかもしれませんね。
でも、不安感ばかりを論っても、それ以外の名案が、社会の人々が「更生」を安心して受け入れる、あるいは、積極的に手助けできるような制度でも構築されるのでなければ…
【ご参考】
★勝者のいない加害者と被害者
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