'09.8.17版のAERA(アエラ)に小沢式「自民つぶしの選挙術」という特集が掲載されていたので、本当に久し振りに買って読みました。
表紙には子犬を抱いたリチャード・ギアが微笑んでいる写真が載っています。
映画「HACHI」の宣伝ですよね(笑)
特集記事を編集したのは編集部の方々ですが、個人名を論っても意味ありません。
彼らも会社の社員ですから、会社の方針(戦略)に沿って内容を編集するだけです。
従って、彼ら自身の認識程度が現れているわけではありません。
外部の評論家やコラムニストと称される方々は別ですが…
それはさておき、特集記事の内容は面白いです。
しかし、調子よく読んでゆきますと、名の通った反小沢評論家達が出現し、ついには記事の目的が露骨に現われます。
例のごとく、
小沢は政策を持ってないので小沢チルドレンも政策を持たない政治家になり、そのうちに有権者から批判を浴びるようになるなどとほざいています。
小沢が政策を持ってないなどど、開いた口が塞がらないとはこのことを言うんでしょうね(笑い)
現代の政界で唯一、政治理念と政策で、いいにつけ悪いにつけ、行動してきている政治家として定評のある小沢に対してですから、「アエラ」もなりふり構わぬ既存体制擁護を展開しています。
伊藤惇夫なる評論家も、
特集記事が持ち上げた小沢を落とすという役割を担っています(構成上)。
選挙に強いという小沢神話は作られた虚像であり、実際の勝率は6割以下と言うのです。
しかし、特集記事中の1990年からのデータに示されていますように、12戦10勝2敗の勝率8割以上で、小沢の緻密さと実行力は広く認められています。
小沢信者も多くいます。
小沢は一人で全国から600万票(公明党の全得票数に近い)を集める力があるとも言われています。
自由党時代をイメージすると実感できると思います。
そもそも、小沢神話なるものはマスメディアの造語であり、彼らの都合によって虚像とか言わしめるわけです。
小沢本人にとっては、迷惑この上ない、マスメディアのデタラメさでしょう。
小沢が常に、
議会制民主主義の下で政治理念・政策を実現するためには、議会で多数になることが必要だと言っています。
正鵠を得た言葉です。
学者と政治家の違い政治家は、真実・真理を述べる(研究する)ことが仕事の学者とは違います。
学者には、
それが真実であることを他の人々に広く理解させる責任はありませんが、
政治家には、
己の理念・政策が国を妥当な方向に導くものであることを国民に理解させ、それを実現させる責任があるのです。
その責任を回避したいと思う人々は政治家になるべきではありません。
大多数の政治家達は、その責任を全うしてはいないんでしょうが…
全うするための基本前提は、"選挙に勝つ"ことです。
選挙に勝たなければ何も始まりません!
要するに、大いなる矛盾を語り続けるマスメディア・評論家達は、腐敗した既存体制の"太鼓持ち"に過ぎないのです(笑)
【ご参考】
★退廃したマスメディア問題の核心に触れた記事
★退廃したマスメディア問題の核心に触れた記事
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