ドイツのDIPLOMAT万年筆

11/23/2022

趣味

青空に向かってそびえるように伸びたバラのピンクの花
青空に向かって
そびえるように伸びたバラ
今日は2022年11月22日(火)です。

このように書きますと気にする必要もないのですが、”Nov. 22, '22”と書きますと、ちょっと気になってしまいます。
何故かと申しますと、ゾロ目は余り好きではないのです…科学的根拠は全くないのですが、何か悪い、悲惨な事件がゾロ目の時に起きているような気がするのです。
と申しましても、私がそれを信じているということでは全くないのですがね(^^;)

さて、今回のお話は、銀座伊東屋の販売員に乗せられて買ってしまった、全く聞いたこともない1922年にドイツで創業したというDIPLOMATというブランドのエクセレントAという品番の太くて重い万年筆です…ペン先は14Kとなっています。

黒のDIPLOMAT万年筆
DIPLOMAT
エクセレント A
キャップを外したDIPLOMAT万年筆
ペン先は14Kです
DIPLOMAT万年筆ペン先の裏側
ペン先の裏側

この万年筆の特徴は、なんといっても、その重量です。

重さが47グラム…キャップだけで15グラムもあります。

DIPLOMAT万年筆のキャップ頭部にある紋章
キャップ頭部にある紋章

どれだけ重いかと言いますと、パイロットのCUSTOM74で23グラムですから、その倍以上重いことになります。

見るからに重そうで、手にしてみるとズッシリと重さを感じます(-_-;)

しかし、実際に使う際にはキャップを外したままで書きますので、キャップ無しの本体27グラムは、プラチナ#3776の25グラムよりちょっと重いだけになりますね。

キャップはネジ式ではなく、カチッと嵌める方式です。
カチッと嵌める時の抵抗感には個体差がありそうですので、買われる際には、あまり抵抗感がないものは選ばない方が良いでしょうね…外れやすく感じます。

硬いペン先ですが弾力性がないわけではなく、軽く筆圧を加えるだけでスリットが開きます。
適度のインクフローですので、インクの乾きを待たなければならないというイライラ感はありません。
ペン先のスベリは良好です…ただ、紙質によってはサリサリと音がします。

純正インクは、何故か、ブラックとブルーだけですね…ブルー・ブラックもありません。ブルーは明るすぎませんので、私は普通に使える色合いだと感じています。
粘度は高めだと思います。フロー上の問題はなく、乾いた後の線上の濃淡のムラもない方です…濃淡のムラがあると文字が汚く見えますからね。

そして、書き心地はとても良いですね…好みの問題もありますから、飽くまでも私個人の感触ですが。

ただ、硬いペン先は筆圧の強い人向けと言われますが、この万年筆に関しては、そのような方には向かないんじゃないかと思います。
何故なら、重いですの筆圧の強い方は更に手指が疲れるんではないでしょうか。

私の中国製鉄ペンの重い万年筆の経験では、重い万年筆の硬いペン先で筆圧を加えて書き続けますと手指が本当に疲れます。

つまり、この万年筆は出来るだけ筆圧を加え過ぎずに、万年筆の自重を利用して書くという方が理に適っているように思われます。

伊東屋の販売員が100年もの歴史があるドイツのメーカーですよと売り文句を言いますので、100年もの長い歴史があるにも拘わらず、どうして有名じゃないの?と問いかけたんですが、適切な答えは返ってきませんでしたね(^^;)

思うに、あまり多くの本数を製造していないので、広範囲に宣伝して来なかったのかもしれませんね…


PS. 2023年9月5日(火)

この万年筆とモンブランのインクが合いますね…書き心地が向上します。
但し、インクを入れたままにして日数が経ち過ぎますと、モンブランのインクは、水分が蒸発しやすい所為なのか、濃度が上がってきますので、ちょっと厄介ですね。
しかし、毎日使う人にとっては、相性抜群と言えそうなインクです。

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