真っ赤に燃えるような夕焼け |
芸術の世界と写真の世界での違い
美術や音楽の世界では、それを仕事としているのであれば「プロ」ですが、彼女ら/彼らが「プロ」と呼ばれることは多くはありません……何故なんでしょうね。
プロとアーティストの違い
必ずしも一貫性があるわけでもなく、一面的で極端な見方かもしれませんが、私は次のように思います。
プロは「道具」にこだわり、アーティストは自分が抱く「イメージ」にこだわるということではないでしょうか。
そういう理解では、演奏家にはアーティストよりもプロが多いのかもしれませんね。
演奏の上手さは、その楽器を奏でる技術が素晴らしいことであり、それを芸術と言っても間違いではないようにも思うのですが…
写真家は道具に頼りすぎる?
カメラ(ここでのカメラはレンズも含みます)の場合は、道具の性能に頼りすぎるプロが多いように思われます。
勿論、頼らざるを得ないのですが、頼り過ぎますと、カメラに撮らされている写真になってしまいます。
表現/描写するのは撮る人であって、カメラではありませんので…
カメラに求められる基本性能
カメラに求められる基本性能は、目で見た通りに写ることです……人によって見え方が異なるでしょうから、求めるカメラも異なってくるのでしょうが…
実物と違って撮れるカメラはペケ
レストランに行って、出てきた料理をオートで撮った写真が実物よりも美味しそうに見えたとするなら、私の考えでは、そのカメラはペケです。
自分なりの表現や描写(自己表現)にこだわるのであれば、RAWで撮った写真をソフトでレタッチすればイイだけです…この場合は、RAWで撮れるデジカメを選択する必要がありますね。
写真のアーティストはイメージに拘る
写真のアーティストは、その時々の自分が抱くイメージにこだわるのでしょうから、そのイメージを写し出しやすいカメラを選択したい筈です。
そう考えますと、個性を持った様々なカメラがありますので、彼らはメーカーにこだわらずに色々な機種を持っていそうな気もするのですが…
私はソニーだ、キャノンだ、ニコンだなどと言うカメラマンは、所詮プロでしかないんでしょうね。
今の写真のプロとアマの基本的な違いは?
昔々は、写真のプロとアマの基本的な違いはピントの正確さにあると言われたものです。
撮った写真を拡大して見れば、その差が歴然とすると言われたものです。
しかし、今では、カメラの方で正確にピントを合わせてくれるようになってますので、その基本的な違いが曖昧になってきましたね。
【ご参考】
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