擬人の破産

6/16/2009

企業 経営 社会経済

人の体に似た枯れ木
人の体に似た枯れ木

会社が潰れる時は大きな負債を抱え込むのが一般的ですよね。

冷静に判断して、早めに結論を出せば良いのにと思うのですが…
そうも如何のでしょう。

最後の悪足掻きをする結果、大きすぎる負債に埋もれて、断末魔の叫びを上げるがごとく死んでゆきます。

会社を潰したくないという気持ちも分かります…

法に基づく擬人であるにも拘わらず、正に人間が生命に執着するがごとく、足掻きます。

問題は、その擬人の足掻きは、少なからぬ人々に多大な迷惑を、直接的・間接的に、かけてしまうということです。

つまり、擬人は足掻いてはならないということですね(笑)
さっさと潰れてしまえば、結果的にはズーッといいんです。

クライスラーの破産も多大な被害を与えたようです。

GMも似たようなものですが…
クライスラーは、最後の足掻きの一つとして、販売代理店に売れもしない在庫車を溢れんばかりに注文させて利益計上を図ったそうです。

在庫車を抱えて、しかも、新会社とは契約出来なかった789の販売代理店は、目も当てられない最悪の状態にあるそうです。

何なんですかね!?

米国の企業経営者たちは、マネーゲームの世界で、逆に、擬人化されてしまったようです。

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