残っていた設計図から再現された関宿城に開設かれた博物館には、治水関連の歴史と資料が展示されています。 |
千葉県の最北端にある関宿(せきやど)町は室町時代から明治にかけて水運業や宿場町として栄えた町ですが、明治時代に鉄道が普及すると共に水運業が衰退し、その後は農村地帯として発展してきたそうです。
関宿城は利根川から江戸川が分枝する地点で、現代の新たな発想であるスーパー堤防と言われる三角地帯の先端にあります。
再現された天守閣の一部は4階建てで、最上階は展望室になっており、富士山も、好天であれば、南西方面に奇麗に見に見えるそうです…今回は曇りで富士山は全く見えませんでしたが、それでも筑波山のシルエットを北東方面に望むことが出来ました。
【ご参考】 安全性が高いと言われ、今後期待されるスーパー堤防の概念図
スーパー堤防の概念図(東京都作成) |
地面で濃い茶色の部分は盛土され、なだらかな傾斜にされている部分です。
これによって、堤防の決壊を防ぐことが出来て、洪水の被害も避けられるということですね。
要するに、堤防を極端に厚くして(台地のようにして)決壊を防ぎ、川から溢れ出た水は広く一面に流すことによって特定の場所での洪水は避けられるのだと思います。
地盤の地震対策も施すそうですので、今後の展開に期待したいですね。
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