「スニッファー」の意味
今日観ているのが「スニッファー」Snifferです。sniff=くんくん嗅ぐという動詞の名詞形ですね…つまり、犬のようにクンクン嗅ぐ人という意味です。
犬のような嗅覚を持った主人公
まあ、普通は犬をイメージするのかもしれませんが、このドラマでは人間(阿部寛)が主人公で、相棒に香川照之を持って来てます。
ストーリーの基本構成
ストーリーの基本構成は単純な刑事ものですが、主人公が臭いを嗅ぎ分けることによって、素早く犯人のプロファイルを形作り、逮捕に結びつけるという、新たな趣向を凝らしたドラマです。香川が相棒役をやる時には、アクの強いイメージを与える場合が多そうですが、このドラマでは、だいぶ物足りないコミカル・キャラの普通の役人(警視庁の刑事)役です。
阿部も、押し出しの強さを印象付ける俳優ではありませんので、香川のアクの強さがでないことが、ちょっと、残念ですね。
ストーリーの彩りには、耳鼻科医役として石原ひとみを絡ませています…彼女の人気のイメージから、ちょっと異なった、奥様然とした雰囲気を与えています。
多分、ヘアスタイルの違いなんでしょう…
ストーリー展開の❝速さ❞
主人公は、人間の様々な感情の動きに伴って発せられる、それぞれの臭いを嗅ぎ分ける研究をしているのですが、その犬のような能力を刑事(香川)が利用するという展開です。主人公は殺人現場で臭いを嗅ぎ分けながら犯人のプロファイルを語ってゆくのですが、余りにも即座すぎて、ちょっと、感覚的について行けない面もあります。
しかし、
これはこれで良いのかもしれませんね。
今では、ストーリーの展開がノロイものは好まれませんので…
ストーリー展開の速さの魅力を最大限に見せてくれたのが、ドラマ「24時間」だと思います。
あの速さには魅了されましたね(^-^)
❝間❞という美的観念
それは、”間”という美的観念を持ち合わせていない欧米だから出来ることだと思っておられる方も少なくないかもしれませんね。しかし、私は、そうは思いません。
今の社会が、是非は別として、共通して求めている”速さ”に対応しつつ、美的”間”を表現してゆく新たな手法を追求するべきだと思います。
旧来の手法は通用しなくなっていると考える方に妥当性がありそうです。
「スニッファー」は、ストーリー展開では”速さ”を意識しているように感じます。
まあ、それだけに淡泊な印象も受けますので成功という域までは達していなそうですが。
多分、一話完結の時間的制限からなのでしょうが、 脇役の遣い方が疎かになっているようですね。
つまり、”間”が取れていないのです。
そのことが、ドラマに淡泊な印象を与えている原因にもなっているのでしょうね。
主人公と相棒の活動ばかりを見せられますと、観ている方もマンネリ化して、飽きてしまいます(-_-;)
PS.
ところで、今回買い求めたDVDは、2本とも途中で止まってしまうという不具合はありませんでした(^-^)
改良されて来ているんですね。
【ご参考】
★ 上海で買うドラマ録画DVDは不良品!?
PS.
これは、 2013年にウクライナの世界的大ヒットドラマを日本でリメイクしたものなんですね。
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