英英辞書 - 徒然に

1/16/2016

意見

小型英英辞書
 
仕事で英語を使っていたり、英語で書かれたもの・・・
本でもニュースでもサイトでも・・・
読んでいると英英辞書も使いたくなったりします。
ただし、英語学習を目的とするお話ではありません。

どうして英英辞書が欲しくなるかと言いますと、理由は単純です。

日本語で書かれた本を読んでいて、分からない言葉に出会ったり、知っているようでいても、正確な意味や使い方に不安を感じた際には日本語の辞書を引きます・・・
まあ、それでも納得できないこともありますが・・・

英語で書かれた本を読んでいるなら、分からない言葉に出くわした時には、英語の辞書(英英辞書)で調べるのが妥当かなと思うわけです。

英和辞書もかなり向上してきているようですので、英和辞書だけで英文を読んでゆくということも、勿論、不便を感じないのかもしれません。

特に、日本と仕事をしている場合には、英語を使っても、それは日本語との橋渡しが必要となりますので、英英辞書では自ずと限界があります。

英英辞書で意味が分かっても、日本語に訳せないという笑えない現象が良くあります。

これは、自分がもつ日本語自体の知識が覚束ないという背景が引き起こす現象です。

そういうわけで、少なくとも仕事上では、英和辞書は必需品です。
日本語の勉強にもなります。

しかし、趣味や雑学のために英語で書かれたものを読んでる場合には、日本語に翻訳する必要があるわけでもありませんので、知らない言葉が出てきたら英英辞書で調べればいいだけです。

言葉の説明だけでは分からない単語もありますので、多少なりとも図や絵などのイラストが載っている辞書が便利です。

勿論、一般の辞書だけでは理解できない専門用語や特殊用語は、インターネットのサイトで詳しい説明をチェックします。
これは日本語の辞書でも同様です。

まあ、英英辞書を使っていますと、時間の浪費とも思われる程の煩わしさを感じたりします・・・
特に、ペーパーバックの小型辞書はそうです。

Aという単語を引くと、その定義にはBという単語が載っているだけで、そのBという単語の意味が分からず、Bを引くと、その定義にAという単語が書かれているだけ・・・
あるいは、Bという単語自体がその辞書には載っていない・・・

このように、辞書の体をなしていないじゃないか!
と腹が立つ場面に出くわすことも、たとえ15万語の収録を謳っているような辞書でもあります。

このような場合には、Bいう単語は、知らなくても困らない単語なのだろうと思うことにしています。

エッ、Aという単語の意味はどうするのかと仰るんですか!?
大丈夫です・・・自宅と事務所には、ロングマンとマクミランの大型辞書をそれぞれ置いていますので、後でそちらで調べます。

上記のような場面が発生しない小型辞書を探すということは、語彙がかなり少ない学習用の辞書ででもない限りは無理だと考える方が時間の無駄にならなそうですね・・・
語彙が少ないと、逆に、探す単語が見当たらないという現象に出くわすかもしれませんよね。

日本語の辞書でも同様ですが、ある単語の定義を別の単語だけで行うこと自体に無理がありそうです。
万が一、全く同じ字義(ニュアンスも含め)をもつ単語が複数あるならば、時代と共に一つの単語に収斂していた筈と思います。

それではどんな英英辞書が良いのかと考えますと、思った以上に、それぞれの辞書には個性があるようで、その中で自分に合った辞書を書店で内容を見て探すしかありませんよね・・・

書店には置いていない辞書もありますが・・・
それらは、アマゾンなどの通販サイトで調べてみて、レビューが載っている辞書を検討することになります。

辞書は色んなサイトで具体的に紹介されています。
大型辞書でも沢山の種類がありますが、英語がネイティブではない人達に勧められる辞書としては数点に収束しているような感じがします。

辞書は学習参考書ではないのですから、ネイティブだネイティブではないとかは関係ないような気もするのですがね。

例えば、非ネイティブの科学者が論文を書く際に、非ネイティブ用の辞書を頼りにしているんでしょうか!?
多分、それはないでしょう。

基本的に、言葉の定義や解説に比較的易しい英語が使われている物が、非ネイティブ用ということのようです・・・
まあ、分かり易いにこしたことはありませんが、そのために、定義が曖昧だという批判をされている辞書もあるようです。

自分に合った辞書を探すことが、つまり、自分が読み書きする際に役に立つ自分用の辞書を見つけることが最良のことだと思います・・・
当たり前だと仰るのであれば、勿論、仰る通りです。

ただ、敢えて経験上から推奨させて頂くとしますと、英語の類語辞典(同意語辞典で良いです)は、大いに活用なさるのがいいですね。

こればかりは、英和ではなく、英英にすることをお勧めします。
英和と英英ではニュアンスが異なる場面に少なからず出くわしています。
私は学者ではありませんので、どちらが正しいとは言えませんが、英英の類語辞典での解説を鵜呑みにする方が妥当性が高いかなと思っています。

因みに、私はオックスフォードの類義語辞典(Thesaurus)を使っています・・・非常に助かっています。
一般の大型辞書でもスッキリしない単語や語句の解説も、この辞典でスッキリすることが多々あります。

類義辞典を選ぶ際の注意点は、大型にすることです。
小型は、各単語や語句の解説が不十分で、結局は他の辞書を引く羽目になってしまいかねません。

とは言いましても、記憶を確かめるためだけに使用なさる方々もおらるでしょうから、そのような方々には、解説なしで、単語や語句が並べられているだけの辞書でも十分なのかもしれませんが・・・

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