英英辞書ー携帯用

1/17/2016

携帯用と言いましても、携帯電話-スマートフォン用ではありません。
書籍です。

Webster's New World Dictionary
Webster's New World Dictionary
英英辞書を持ち歩くことは基本的にしなかったのですが、ここ数年前から持ち歩いています。

喫茶店に入って本を読む機会が増えたということです・・・とは言いましても、毎日喫茶店に立ち寄るということはありませんので、ただ持ち歩いているだけという日が圧倒的に多いのですが・・・

上海の洋書コーナーがある書店で、たまたま出くわした辞書がペーパーバックのWebster's New World Dictionaryというものです。

収録語彙数が6万を超えると謳われています。
特殊なものでも読むのでなければ、全く問題がない語彙数ですよね。

その売り場にあった他の辞書と比較して、相対的に気に入った辞書です。

値段も手頃で、35元でした。
上海での本の値段は、書店によって異なりますので、他の書店では40元とか45元で売られていたりします。

それで、使い心地はどうかと言いますと、悪くないですね。

このような小型辞書には詳細な説明を期待すること自体に無理がありますので、単語を引いた際に、自分がイメージできる字義を連想(!?)させてくれればオンの字です。

このような小型辞書に対しては、ループに陥るような現象は皆無であって欲しいというような期待感は初めからありませんから、気になりません。

ループ現象に陥らない程の英語力がある方なら、辞書は単に記憶の確認とスペルチェックだけの用途でしょうから、むしろ、
字義の詳細な説明は不要でしょう・・・
そうなってみたいものです・・・
まあ、無理ですが。

問題は、買った後で雨が降ってきて、購入したばかりの辞書も濡れてしまい、不格好に膨れてしまったことです。

買い直そうかとも思ったのですが、ページをめくるのに全く問題がなく、文字が滲んでいるわけもありませんでしたから、不格好さだけを気にしなければと思い使い続けていました。

上海の本屋街と言われる福州路にある大きな洋書店「上海外文図書」にたまに足を運びます。
私が降りる駅は人民広場です。
人民広場の駅ビルの脇から福州路が伸びています。そこから10分程度歩きますとその洋書店に辿り着きます。

1階と2階の大き目のフロア一杯に洋書が並べられています。
洋書と言いましても、殆どが英語の本です。

2階には日本語教本のコーナーもありますが他の書店と比べますと、ちょっと小さ目かもしれませんね。

1階のコーナーには小さな喫茶店があり、アメリカン・コーヒーなら一杯23元で飲めますから、安いです・・・
上海ではというお話ですが・・・

先月、持ち歩ける類義語辞典が欲しくなり、その洋書店に見に行きました。

数種類の小型類義語辞典が置かれてはいるのですが、有名なRoget'sのThesaurusも、どうもしっくりきません。
諦めて帰りました。

その後、年末年始で帰国し、仕事で池袋に行きました際に、ジュング堂書店に行ってみました…大きな書店ですね。

目的は、持ち歩ける類義語辞典を見てみることです。

目的の類義語辞典は、上記の洋書店と変わらずで、無駄足かとも思ったのですが、ふと見上げると、上の棚に「Dictionary and Thesaurus」と表示されたペーパーバックの辞書があり、店員さんを呼んでフィルムカバーを取り外してもらって、内容を見てみました。

The Oxford Desk Dictionary and  Thesaurus

タイトルが「The Oxford Desk Dictionary and Thesaurus」という、ペーパーバックとしては、かなり分厚い辞書です。

まあ、諸々入れて15万を超える語彙ということですから、分厚くもなるでしょう。
文字も大変細かいですが、読みずらくとも読めないという程でもありません。

Third Editionとなっていますが、後で、アマゾン(?)のレビューを読んでましたら、口の悪い方が、装丁を変えただけで中身は変わっていないと書いてました。

そして、その中身はと言いますと、上記のWebster's New World Dictionary程には親切ではないという印象でした。

類義語の方は、一般的には同義語(?)を並べるだけで、たまに重要語をコラムを設けて、それなりに詳細に説明してあります。

しかし、まあ、便利だと感じました。

いわゆる、メイン・エントリーである各単語の定義の仕方の中には、好きではない・・・
しっくりこないものもありますが、この手の辞書に大型辞書のような定義説明を期待すること自体に無理がありますので、妥協するしかありません。

思うに、このような小型辞書には、初めから、同義語辞書の要素があるとも言えま・・・
だから困るとも言えるのですが・・・

ある日本語の大辞典には、完全な同義語はないと言えるという意味のことが書かれていました。

例えば、「仮定」と「想定」は同義語扱いになってますが、私は違和感を覚えてしまいます。

この辞書なら、
辞書を2册も持ち歩く必要もなく、どうせ同義語で意味の解らん単語は、この辞書で調べればいいことなので・・・
調べたから分かるいう訳でもありませんが、まあ、そういうことで、いいかと思いました。

それでも多少なりとも躊躇しましたことは、この辞書はペンギン・グループの出版社から発売されているということです。

実は、ペンギン出版社の辞書には良いイメージをもっていなかったのです。

しかし、それも昔々の印象なので、三日交えずば刮目して待つべしという言葉を自分に押し付けて、買うことにした次第です。

元々、このような辞書で、初めて出会った全ての言葉の意味を充分に理解しようとすること自体に無理があるのかもしれません。
それが可能なら、大型辞典は売れませんものね。

余談になりますが、昔々の辞典の編纂は、それはそれは大変な作業だったと思いますが、現代では、データベースを土台にして、ソフトを使ってよりスピーディーでより効率的に集作業を進めることが出来るのだろうと推測します。

しかも、辞典は過去の業績に積み重ねが出来ますので・・・勿論、見直しは必要ですが・・・
自然科学と同様に、向上速度は速い筈だと思うのですが・・・
相変わらず、やっつけ仕事のような内容を現在でも感じることがあるのは、私だけなのでしょうか・・・

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