上海での奇妙な光景

4/15/2015

社会問題 中国

椿
椿

 上海では、日本で報道されている程には道路の渋滞は酷くはないと感じています…
(朝夕以外はです)

市が色々と規制をして渋滞緩和を図っているようですが、朝の通勤時間帯と夕方以降の退社時間帯を除けば、全く車が先に進まないという酷すぎる渋滞は余りなさそうです。

私が知らない所で渋滞が激しいのかもしれませんが……
それにしましても、東京とその周辺の渋滞に比べたら、そりゃあ~マシだと思います。

ただ、たまに見かけるケースですが、大きな交差点で全く不可思議な動きをしている信号があります。
車を規制する信号もそうですが、それ以上に変なのが横断歩道用の信号です。

両サイドの車用信号が赤で、どの方向からも車は来ないのに横断歩道の信号は赤のままだったりします。
ですから、その交差点をよく通っている人は、横断歩道用の信号が赤でも渡ってゆきます…
見ていて、全く危険はありません…車が赤で停止しているのですからね。

上海では、信号を無視して道路を横断する歩行者は、いないとは言いませんが、日本で思われているよりは、多分、ズーッと少ないです。
車が来なくても信号が赤なら、ジーッと待っている歩行者たちが圧倒的に多いというのが私の印象です…

マスコミは記事を売らんがために大袈裟に誇張しすぎる傾向が強いですから、誤解してしまっている人達も多そうですね(-_-;)

それでも、車の通りが多い大きな道路を、全く横断歩道がない場所で、悠然と1人で、しかも斜めに横断しているおばさんやおじさんをたま~に見かけることがあります…
まあ、その方たちは車を信用しているから渡れるんでしょうが、見ているこっちはヒヤヒヤしてしまいます。

しかし、電動自転車の数は大変多く、運転している人達の多くは、まあ、交通ルールは身の危険を感じる範囲で守るという感じですね(-_-;)
自動車との接触事故も時々見かけます。

ただ、チョット気になる場面に何回も出くわしています。
それは、救急車や消防車がサイレンを鳴らして走ってきても、どの車もスピードを緩めて道を譲ろうとはしない場面です。

そのような緊急車両よりもスピードを出して脇をすり抜けてい行く車さえありました。

ですから、緊急車両もサイレンを鳴らしながら車の流れに沿って走っています。
信号が赤なら停止です…

何故って、前方に平然と止まっている車が何台もありますから、サイレンを鳴らそうが何をしようが、先には進めないのです(-.-)

どうも中国では、人口が多すぎると強調し過ぎ続けてきたが故に、国民の生命に対する尊厳の念が薄れているのではないかと邪推してしまいます…
あるいは、自己責任の意識が強すぎるのかもしれません…

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