上司はパソコン・アプリ!?

7/08/2018

教育 仕事 日常

指示待ち人間

十年以上前にHPで書いたことですが…
最近、思い出さされてしまいました(-_-;)

「指示待ち人間」という言葉の流布には、プロ野球元監督の野村氏の貢献が大きいと思っております。
彼は、今の若い人達は「指示待ち人間だ」、こちらから指示しなければ、自分で積極的に何かをやろうとはしない、と言います…実際に、当を得た表現だと思わされる現象が周囲に沢山みられます。
プロ野球選手を題材に彼が解説する内容は分かり易く、面白かったですね。

ある真面目な部下が責任を持つラインで、問題が発生した際に、その部下は、速やかに上司に報告します。
勿論、それは適切な行動ではありますが、その部下の報告には、状況説明だけで解決に向けたアクションがなく、どうしたらイイでしょうか? と言いたそうな顔をしている時があります。

キョトンとして伏せてこちらを見ている子犬

的確なデータは提出したので、早く、それをインプットして、アウトプット(解決策)して下さい、それに従って、私はすぐに行動しますと言っているかのようです(-_-;)

私は君のパソコン・アプリではない!
と毒づきたくなる場面です(^-^;

現代人は「速さ」を欲している

現代の人々の多くは、意識せずとも「速さ」を欲している。それは乗り物だけではなく、理解する速度もだ。
時間を掛けて理解するようなことは、やりたくないと思っている。
時間の掛かりそうなことは、取りあえず脇に置いてしまう。

まるで、自分で考える時間・余裕を持ってしまうこと自体に不安を感じてしまうかのようだ。

真っ赤に熟した収穫前のトマト
美味しそうな収穫前のトマト
若い人達だけだろうか?

いや、年配者たちを含め、広範囲にわたる多くの人達が「指示待ち人間」のような気がする。

正に、パソコンが出す結果のごとく… インプットすれば、その後のプロセスが分からなくとも、プログラムされたソフトは結果を出してくれる。

ものごとの仕組みが複雑になりすぎて、それを考え理解することに皆が辟易してしまっているかのようだ。

急いでいる時に、地元の人に近道を訊く。それならね、そこを右に曲がって真っ直ぐ行くとコンビニがあるから、そこの交差点を右に曲がって……どうして二度も続けて右に曲がるのか一瞬疑問に思っても、礼を言って走り出す。

経過ではなく、結果を早く知りたい

日常生活の中で、みんなが急いでいるようだ…経過はいい、結果を早く知りたい、と。

修理サービス店で修理の説明を受ける…で、直るの直らないの、どっちなの!
修理の過程などに関心はない。出せる結果を早く知りたい。

アインシュタインに物理学の統一理論あるいは真理探求の将来を憂慮させた、不確定性原理をキーコンセプト(?)とする量子力学の学者が言ったという;
「我々の理論が正しいことは、ロケットが月に到着したことで証明された」と。
何なんだ!? サッパリ分からん。

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