学習者用英英辞書についての雑感

12/01/2016

意見

夏みかんと青空
越冬する夏みかん
実った果実が冬を越して翌年の夏が
食べ頃になることから、
ナツダイダイ(夏代々)の別名があるそうです
英英辞書のサイトは数限りなくありますよね。
なあ~る程と思わせる内容もありますが、
大体は要点を同じように解説しているように見えます。

英語学習辞典としては、
下記の大型辞書が一般的に薦められている英英辞書です:
  • Longman Dictionary of Contemporary English
  • Oxford Advanced Learner's Dictionary
  • COBUILD Advanced Learner's Dictionary

ロングマン現代英英辞典 Oxford Advanced Learner's Dictionary COBUILD Advanced Learner's Dictionary

Cobuildは、ご承知のように、
語義をフル・センテンスで説明していますので特殊な辞書と見られますが、そうすることで出来るだけループ現象を避けているようにも思われます。

他の英英辞書では、そうすると語義の部分が冗長になりすぎますから、必要な部分だけを表示したり、同義語を使うなどして語義を表しているのでしょうが、厄介なこともあります。それは、語義の定義のなかに知らない同義語があった時に、その単語を同じ辞書で調べますと、その単語の定義の中に元の単語が使われている場合があるのです。
これがループ現象です…同義語を使って語義を定義する携帯タイプの英英辞書には良くあることです。
酷い辞書では、定義に使われている単語が同じ辞書に載っていないこともあります。

Cobuildのようなやり方で真面に単語をカバーしようとすれば、ページ数が増えすぎて困りそうにも思うのですが…
多分、辞書の構成要素の何かを大きく削っている(掲載しない)のでしょうね。
この辞書は書店で何回か手に取って見ただけですので、まあ、とやかく言う資格はありませんね。

そこでLongmanOxfordの双璧ですが、どちらも使用していますので、多少の感想は持っています。

これらの辞書の解説サイトでは、Oxfordという名前に引きずられたような決めつけ方をしているサイトが良く見かけられます。

単語や語句の定義に使用している基本単語数は、Longmanは2,000語でOxfordは3,000語なんだそうです。
この差を単純に考えますと、Oxfordの定義の方がニュアンス上で有利かなと思ったりもします。

実際に使用してみて…どうなんですかねぇ~…
定義の内容にしても、単語・語句によって、両辞書とも一長一短がありますね…
Longmanが良かったり、Oxfordが良かったりです。

不断、私はフル定義には、
Merriam-Webster's Collegiate Dictionary(辞書サイト)を使用しています。
基本的にそれとの比較になります。

それなら何故LongmanやOxfordを使用するのかと言いますと、私の英語能力の限界で、Collegiateのフル定義では理解しきれない時があり、その時に参考になるのです…例文も参考になります。
また、昔から複数の辞書を集めるのが好きという趣味もあります。

それで、私の結論としては、学習者用辞書はLongmanが良いと思っています。
説明が親切でイラストや写真が適切に配置され、理解しやすいようになっています。
Oxfordとしての品格は装丁や装本に感じますが、定義を含めた内容が全体的に中途半端な感じがします。英語学習者用としてはLongmanに一歩譲ると思います。

初級者はLongmanを使用して、中級者になったらOxfordという解説をする英語専門の方もおられるようですが、どうなんでしょうかねぇ~…
Longmanがカバーする単語や語句の数はかなり多いです…Oxfordよりも多いですよね。
それなのに、中級者になったら語数の少ない辞書に移った方が良いと仰るんでしょうか…

この手の辞書に単語や語句の厳密な定義を求めることは可笑しなことで、もし、厳密な定義がなされているのであれば、ネイティブが使用する辞書は必要ないということになります。

ただ、私の理解不足もあるのでしょうが、
辞書によって単語の定義の仕方…定義内容が異なるケースがありませんか。
どちらが正しいかなんて私には判断できませんが…
まあ、拘らないようにしています…英語学者じゃありませんので…

Macmillan English Dictionary for Advanced Learners of American English以上が有名な学習者用辞書のお話でしたが、
実は、気に入っている学習者用英語辞書があります。
Macmillan English Dictionary for Advanced Learners of American English です。

上記の辞書に比べたら単純な辞書かもしれませんが、単語や語句の定義が基本語2500でなされており、イラストも豊富に配置されていて、理解しやすい内容の辞書になっています。

意味の定義も大変分かりやすい表現です…
厳密か否かは別としてですね。

これでもかというくらい、盛り沢山に詰め込まれているLongmanよりも、各単語や語句を100%理解しようと努力する必要のない方々にとっては、非常に使いやすい辞書ではないかと思っています。
私も事務所の机の上に置いて、たまに使っています。

もう一つ言及させて頂きたい辞書は、小さな
The Oxford Colour Dictionary & Thesaurus です。

The Oxford Colour Dictionary & Thesaurus 私が持っているものは1995年版ですが、2000年版が出ています。
単語と語句の定義は簡潔で分かりやすいです。

しかし、サイズがサイズですので、すべの意味が記載されているわけではなく、また、発音が記載されてもいませんので、初めて出くわした単語や語句を調べることには適しません。

それでも、頻繁に英文を書かれる方は重宝すると思います。
単語や語句の再確認や、同義語をチェックしたいと思う際に役立ちます。

特に、外出先でも英文を書かれる方には大変便利な道具になると思います。

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