昨年末から今年にかけて、
安物買いの銭失いとでも言えそうな事態が発生してしまいました。
日本から海外に送金するための銀行手数料がバカにならないと言われ続けています。
弊社の取引先も色んな方法を考えてきているようですが、流石に、既存の銀行以外を使用することには躊躇いがあるようです。
たま~に取引させて頂いている日本の会社が楽天銀行を使用して送金してきました。
ドル送金で、まあ、入金までに送金手続き完了から8~10日間程度は掛かりますから、いくつもの中間銀行を経由して送金がなされているのかもしれませんね。
それでも時間的余裕を充分にもって送金手続きをして下さるのであれば、問題はなさそうです…とにかく、送金手数料が極端に安いようですので。
契約上の支払いはドル建てで、50%前金で残りの50%は出荷時です。
最初の50%送金は問題なくドルで送金されてきましたが、残りの50%は、何故か、人民元で送金されてきたのです。
契約とは異なるということで入金しない方法は、金額の大きさからして考えられませんでした…
弊社にとっては直ぐに必要とされるお金だったのです。
再送金といっても、8日~10日掛かるのですから、待ってられませんでした。
まあ、そこまでは良かったのですが、いざ還付税の申請となった際に問題が発生したのです。
税務局が二回目の入金が契約通りのドル入金となっていないので、還付税申請は認められないと言い出したわけです。
日本の取引先と長い時間を掛けて交渉した結果、弊社から先方に人民元で入金した分をドルで返金し、先方からドルで…但し、既存の銀行を使用して…
再度送金してもらうことで事無きを得ましたが、送金手数料は大変余分に掛かってしまったとう次第です。
問題は楽天銀行の対応です。
彼らが使用している中間銀行を管理できない、つまり、中間銀行がミスしても、その責任を楽天銀行は取らないのです。
日本の取引先は楽天銀行に対してドル送金を確かに依頼していたのです…
楽天銀行の書類で確認済みです。
しかし、弊社が使用する中国の銀行には人民元で送金されてきたのです。
楽天銀行は、弊社が送金を受けたドルを人民元に替えて入金したのではないかと疑いましたので、弊社の銀行から必要とされるすべての書類のコピーをもらって、楽天銀行に提出しました。
つまり、弊社がドルを人民元に替えて入金したという事実はかったのです。
日本の取引先によりますと、楽天銀行は、書類を提示しながら、「楽天は中間銀行に対して送金依頼をドルでしています。ですから、我社には責任はありません」と最終通告めいたことを言ったそうです。
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