中国で米国のウーバー(Uber)が市場開拓をし、昨年ウーバーの事業を買い取った北京に本社を置く中国の滴滴出行が市場を広げている配車サービス(白タク)は大変便利です。
スマホに専用ソフトをインストールしますと、そのソフトを使ってどこでも配車サービス(白タクサービス)が受けられます。
以前よりは料金差が小さくなりましたが、今でも一般のタクシーよりも安いです。
しかも、発票も発行しますので、会社の業務活動でも使えます。
上海で何回も利用させて頂いております…
特に、タクシーがいつ来るか分からないような場所では大変便利です。
配車される車は普通の自家用車で、タクシーよりも内装と乗り心地が良いです。
運転手も丁寧で真面目そうな感じがして、タクシーよりも気分が良いです…
但し、私の経験ではです。
配車サービスに登録される運転手の条件が今年から厳しくなったようですね。
それでも、日本のように2種免許が必要という話は聞いたことがありません。
乗客を輸送するための安全性という面では、問題があるかのもしれません…
まあ、以上は、今更ながらのお話ですが、
昨日、タクシーの運転手が、その配車サービスの影響を話してくれました。
上海三大タクシーの一社である「錦江」の運転手の方から聞いたお話です。
タクシーの売り上げが相当落ちてきて、
タクシーの運転手たちのやる気が失せてきているそうです。
タクシーの運転手を辞めて、
職替えしたり、田舎に帰ってしまう人達も出てきているそうですね。
そのような状況下では、タクシーの運転手の態度が悪くなり、料金稼ぎに遠回りをしてしまうタクシーも出てきそうですね(>_<)
もし、そうなりますと、益々、タクシーは敬遠されてゆくことになります。
しかし、そのような状況に陥る可能性は、
配車サービス事業が開始される時点で考えられたことでしょう。
それでも、それを良しとして当局は許可したのでしょうから…
落としどころを考えていた筈なんでしょうが…
ただ、そのような現象が悪いと決め付けるのではなく、次元を高めた全く新たなシステムを期待することが大事だと思います。
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